楽しい国語:アカネ(茜)という色の謎解き @ 楽しい環境学が開く世界

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このサイトは「楽しい環境教育」などの検索キーワードでトップ表示されるので、『子どもたちが楽しく科学的に学ぶ環境教育のプログラムが欲しいです』という要望は以前からいくつも届いています。
 聞くところによると「切羽詰まっているぞ、大変だ」という教材はいろいろあるようなので、〈たのラボ〉にそういう要望が届くのでしょう。

 もちろんそれは《たのラボ》が得意とするもので、いろいろなアイディアを提供させていただいています。


 そのアイディアのタネたちはワークショップなどで試し、大きな成果を得ています。

 そういうプログラムの中で意識しているのが、科学的にたのしく学ぶプログラムと並行して〈自然を肌感覚でたのしむこと〉の重要さです。

 自然の楽しさ素晴らしさを知っている人たちが、心の奥から環境保護をすすめることができると思っているからです。

 自然をたのしむための倶楽部を設立しようと考えています、いずれこのサイトでお伝えしたいと思います。

 それはさておき、今回は自然のことを学ぶ中、私自身が心動かされた話を書きたいと思います。

 みなさんは茜色・あかね色を知っていますか?

⭐️

アカネ色・茜色はこういう色です。

 では〈アカネという植物〉をご存知ですか?

 どういう色をしているのでしょう。

 知らない方は予想してみてください。

 見た目で判断するとしても葉や茎、花は違うところがあるので「花の色」で予想してみてください。

 ア.赤系

 イ.赤系ではない

 ウ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

⭐️

お世話になっているwikipedia感で「アカネファミリー(科)」を検索してみましょう。

草本または低木で、熱帯に特に多いが温帯にも草本がある。約600属10,000種以上を含む大きな分類群である

 先の方が赤系に見えるとはいえ、私には「あかね色だ」と感じることができません。

 アカネファミリー(科)には、白い花もあります。

 赤いアカネの花の種類はないのでしょうか?

探してみると、ありました。「ペンタス」というアカネファミリー(科)の花は真っ赤です。沖縄でも学校などで時々見かける花です。

wikipediaに感謝して引用

 驚いたことに、大好きなコーヒーもアカネファミリー(科)でした。
 実は赤くなります、でも実が赤くなるのはリンゴもサクランボ、イチゴ、ザクロなどたくさんありますから、「アカネファミリー(科)だから」というわけではありません。

 

 ではコーヒーの花はどうでしょう?

 白です。

 アカネ色っていうけれど、アカネの花がアカネ(茜)色だというわけではないのですね。

 もしかすると茜色というのは植物のアカネ(茜)とは別なものから来たのでしょうか?

 いいえ、そうではありません。
 アカネという植物から「あかね色・茜色」という言葉ができたのです。

 なのにアカネの花たちがアカネ色をしているというわけではありません。
 もちろん葉や茎は緑系です。

  これはどういうことでしょうか、みなさんはどう思いますか?

 

 〈たのしい教育メールマガジン〉を執筆している時、板倉先生の話を読んでいると、ちょうどこの「アカネ色」の話が出ていました。

 山田正男さんが『月刊たのしい授業』に書いていた〈アリがタイなら蔵庫80〉にこういう話が出ています。1999年9月11日に語った内容です。

板倉

「アカネ=赤い根」なんだね。

 昔の本を見ると、赤根と書いてあります。

 昔の由緒正しい本は中国語を使うことが多いので「茜」という字になっちゃう。

漢字にすると、気づかないのだけど、日本人が呼んだ「アカネ」は『赤根』なんです。

 

なるほど「赤い根⇨アカネ」なんです。

これはある西洋アカネの根です、確かに鮮やかなアカネ色(茜色)です。
はじめの方に出したアカネ色と比較してみてください、こっちの方が美しい感じがします。

 

A.I.
「茜(あかね)」は
アカネ科アカネ属のつる性多年生植物、およびその根を使って染めた深い赤色、または夕暮れの空などを指す言葉

 環境教育というと「地球温暖化」のにつなげることが多いけれど、こういうこともとても有意義な環境教育だと思います。

 こういう話をしながら、こどもたちと一緒にアカネの花の根っこを少しほって見てみてはどうでしょう。

 板倉先生が「〈科〉は全体の一部だということ、〈教科〉というのは強引に分けた部分を教えているということ。本当はそれぞれ融合しているだよ」と語っていました。

 図工も国語も家庭科も算数もひっくるめて〈たのしい環境教育プログラム〉をつくりたいと思っています。

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